を読みました。あまりテレビを見る方ではありませんが、彼の人を観察する目の鋭さにはすごいものがあるなあと思っており、その観察眼の鋭さが、この本の中でもいかんなく発揮されているように思いました。人をみてこの人はこういう人なんだと思うことはあっても、それを文章にしてみるということはなかなか出来ないですが、そこを彼はすごくうまく文章に落とし込んでいるように感じました。短編で5人の主人公が登場しますが、その5人がほかの編にもうまく関わり合いながら、流れるように読むことが出来ました。
彼のお父さんが後書きを書いていらっしゃいますが、「人生、何が幸いするか分かりません」というフレーズをたくさん使っていらっしゃいます。彼自身紆余曲折があったようですが、その才能が見事に開花したように感じました。
自分の生き様をポジティブに捕まえると、こういった幸運を探し当てることが出来るんだなあと少し勇気づけられました。

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