
少し前に読んだ本なんですが、タイトルの通り平成に入ってからの経済を検証する本です。
「改革」という名の下に進んできた日本の経済がいかに間違った方向に進んできているかがよくわかる名著だと思います。
「改革」が格差社会を助長し、強欲が美徳のようなすごく下品な価値観が支配的なこのご時世はこの20年を通して醸成されてきたものだと言うことを改めて認識させてくれました。
失ったものを取り戻すのはおそらくその何倍ものエネルギーを使わないと取り戻せないし、もしかしたらそれだけエネルギーを使っても取り戻せないかもしれません。
「改革」で日本という国の悪い点だけでなくいい面をも根こそぎ奪い去られたのだということを強く感じました。
タイトルとは裏腹に意外と読みやすいですし、なるほどなとうなずく部分も多くありました。

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