
後書きの冒頭、著者の香山さんは「いつから生きることがこんなに大変になってしまったのか」と書いておられます。
非正規雇用の問題、おひとり様の問題、アメリカ式の成果主義の浸透、いろいろと原因はあるのだけどこの本を読んで、なるほどこういうことで生きにくくなっているんだなと実感しました。
人は大量生産の量産品じゃないし、それぞれに個性と適正があるのに、求められるものが量産品の評価基準に近づけばそりゃ生きにくくなるよなと思います。
香山さんもやはり小泉政権について批判的ですので大いに共感できました。スクラップアンドビルドだけではなくスクラップしかしていないと・・・
自民党もこの選挙でスクラップされたも等しい状況に追いやられました。つぶしっぱなしでご自身はのうのうと隠居生活ってちょっと許されないと思いませんか?

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