図書館で見つけて借りてきました。

松下幸之助さんが多額の私財を投じて創設した松下政経塾で、政経塾が保管する幸之助氏自身の講話テープを文書化したものですが、この本を見ていると塾生に語りかける生身の松下幸之助氏があたかも目の前で話されているように思え、一代で松下電器という大きな会社を築いた人間とはちょっと考えにくくさえあります。
氏自身の歴史がそのまま他の人間の歴史に当てはまるわけはないけど、愚直なまでに素直で謙虚であることはすべての人間が見習わなければならないなあと読んで感じました。
考え方が古いという意見もあるかも知れないけど、人としての心構えに古い新しいもないと思います。
政経塾向けゆえに、どちらかと言えば政治を志す人たちへの言葉が多いから若干違和感を感じました。なので、自腹でこの本を買いました。

社長ではないけど、今の僕にはこの本に書かれていることの方が実践的に思えます。

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