
ずいぶん昔、先生のイギリスものシリーズを好んで読んでいた時期があり、それが高じてロンドンに旅行したこともあったなあなんて懐かしく思いました。
それはさておき、リンボウ先生流の節約哲学がこの本に凝縮されています。全てとは行きませんが、実践されていることやその考え方は大いに共感します。
とかく日本人は「長いものに巻かれろ」とばかりに、本当はそうじゃないと思っていることでも、違うスタンスに経つことで生じる摩擦を恐れて自分のスタイルをはっきりさせない事が多いですよね!
僕はあまり既成概念にとらわれることを好まないから、リンボウ先生が実践されていることについて「そうそう」と思わずうなずいてしまいます。
身の丈にあわないブランド物を身につけて、コンビニ弁当で済ますようなアンバランスな生き方は見ていて滑稽です。背伸びせず自分らしく生きていくことの大切さを格調高い文章で執筆されているので読んだ後、充実感が湧いてきました。
たいていのビジネス書はタイトル勝負で、読んで見るとたいしたことが書いてないなあと落胆するのがオチですが、この本は中身が詰まっているように思います。

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